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危篤から葬儀の手配まで
病院で危篤になったとき(当日)

[1] 家族・近親者・会社関係・知人友人への
危篤の連絡


危篤の連絡
電話での連絡
病院で医師から危篤を宣告されたら、最期の別れをしてもらいたい人に至急連絡を取ります。 危篤の連絡は普通電話で行います。 電話連絡は家族が行いますが、気が動転して冷静に対応できない場合は、 親戚や家族の友人などが代行してもかまいません。電話で連絡がつかない場合は電報を使います。
連絡する相手先は危篤者が誰であるのかによって多少変わりますが、原則的には次の順に連絡します。
  1. 家族(一親等まで親族)
  2. 二親等までの親族
  3. 三親等までの親族
  4. 特に親しい友人

危篤の連絡は正確かつ簡潔に済ませます。深夜早朝でもかまいません。 緊急なことなので余計な挨拶は必要ありませんし、目上目下の配慮はあまり必要ありません。 ただし連絡する時刻が早朝や深夜のときは必ずお詫びの言葉を添えます。
連絡内容は、1.自己紹介、2.誰が、いつ、どこで、どうして、どうなったか、 3.何時、どこへ来てほしいか、この3点を伝えます。 簡潔に話すため、前もって伝える内容をメモしておいたほうが良いでしょう。
親しい人でも相手が妊娠中であったり、病人である場合は、 ショックを与えないよう配慮することが必要です。

電報での連絡
相手が不在で電話がつながらない場合は、電報を使います。
NTTには緊急定文電報が用意されていますので、 これを使えば漢字かなまじりの文として届けられますので、相手が読みやすくなります。
電報は、局番なしの「115」番で申し込みます。 「緊急定文例の913をお願いします」などと申し込みます。 受付時間は午前8時から午後10時までです。午後7時までに受け付けた電報は、当日配達してくれます。
NTTの指定文例がありますので、これを使えば内容で悩む必要はありません。 ただし、「○○危篤、すぐ来られたし」などとすると、 受け取った相手は状況がわからず驚いたりあわてたりするでしょうから、 なるべく「○○危篤、至急連絡されたし」などとして、 最後に電話番号を入れるようにした方がよいでしょう。
番号 文例
910 危篤。
911 危篤。至急電話されたし。
913 危篤。至急来られたし。
900 死す。
901 死す。至急電話されたし。
903 死す。至急来られたし。
危篤者との最期の別れ
家族および、連絡を受けて病院に駆けつけた人々は、医師や看護婦の指示にしたがい、危篤者を病室で見守ります。


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