昔は、親の墓は子、子の墓は孫が建てました。
つまり、累代墓ではなく、
夫婦の戒名(法名)を刻んだ
夫婦墓を建立したのです。
自分のルーツ(根)を知り、家系を守り、
血の流れと伝統を大切にしたお墓です。
ところが、現在はどうでしょう。
「何々家之墓」、「何々家先祖代々之墓」とか
記された、俗にいう一般墓が主流です。
つまり
納骨が目的で、先祖の霊名は有りません。
ただ「○○家之墓」と刻入し、
子々孫々までのお墓を準備した相です。
別名、表札墓ともいわれ、
先祖を祀った相ではなく、家を祀った相です。
これなどは先祖という歴史を
消してしまうことではないでしょうか。
兄弟一同、親戚一同、誰が入ったってかまわない
という墓だといえます。
こうした無神経な建墓の仕方が、子孫を信じない形を誘因しているのです。
それでなくても現代は、
親と子の対立時代とまで言われている世の中です。
どうすれば親子のつながりを深め、
子孫の繁栄を期せるのか、
吉相墓はそれらの問題をはっきりととらえ、
子孫の繁栄を約束できる点において、
一般墓との相違を明確にしています。
さらに一般墓は、仏が出て初めて墓を建てるという「過去」にとらわれています。
これに対し、吉相の墓は、
先祖を正しく祀り、親、先祖があって、今の自分があるという教えを、
子孫に伝えることにより、
心をこめて祀ってくれる
立派な子孫に恵まれるという
「未来」を考えたお墓です。