通夜の準備・斎場(当日〜2日目)
[3] 通夜葬儀の日程・形式・費用などの決定
- ■通夜葬儀の日程の決定
- 法律では、死後24時間を経ないと火葬ができないと定められています。
したがって、死亡当日か翌日に通夜、翌々日に葬儀・告別式・火葬というのが一般的です。時間的には、通夜が午後6時〜9時まで。葬儀・告別式が午後1時〜3時までというのが一般的です。
葬儀当日が友引だと葬儀の日をずらす喪家が多いようです。以前、友引は「死者が友を招くので縁起が悪い」という言い伝えがあったためですが、現実的には、東京では火葬場が友引の日には休業日となるので、その日に火葬ができないためです。
通夜・葬儀の日程は喪家だけで決めることはできません。菩提寺の僧侶の都合、遠方にいる親戚の都合、火葬場の予約状況などが関連してきます。 - ■通夜葬儀の予算と形態の決定
- 喪家では通夜葬儀の予算と通夜葬儀の形態を決定しておかなければいけません。
そして葬儀社が決まったら、その担当者と通夜・葬儀の打合せをします。
必ず葬儀社に話しておかなければいけないことは、1.通夜葬儀の予算、2.通夜葬儀の形態です。 - ■通夜葬儀予算の見積もり
- たいていの葬儀社ではセット料金というものを設定しています。これは、一定の葬祭用具や施行品目をセットにした料金で、セットにする葬祭用具や施行品目のランク、数量によって料金が異なります。
- セット料金の例
- 木棺・納棺用品・祭壇・祭壇飾り・室内装飾幕・外回り装飾品・焼香具一式・各記録帳・表示紙・霊柩車・火葬料・納骨容器他
- オプション料金の例
- 死亡通知状・会葬礼状・ドライアイス・遺影セット・供花供物・喪章・腕章・線香・ロウソク・テント・テーブル・マイクロバス・ハイヤー他
- ■通夜葬儀形態の注文整理
- 通夜葬儀の形態とは、宗旨宗派に関すること、通夜葬儀のスケール、会葬者の人数、祭壇や葬祭飾りに関することなど、通夜葬儀の基本的なフレームです。葬儀社はこれを元に通夜葬儀の式次第や飾りつけ、係員の人数などを決めていきます。
- ■葬儀社との打ち合わせ
- 葬儀社との打合せでは、1.通夜葬儀の予算、2.通夜葬儀の形態の希望を明確に伝えます。これを元に、葬儀社から葬儀料金の見積もり書を出してもらいます。