- 縄文・弥生時代
- 縄文時代からすでに死者を埋葬し、素朴なお墓を造る慣習がありました。
弥生時代になると、身分の高い者は木棺・石棺・甕棺などに納められて埋葬されました。
- 古墳時代
- 三世紀後半以降になると、権力者の巨大な古墳が造られるようになりました。
- 7世紀以降
- 646年の大化の改新では「薄葬令」が出されています。これは葬礼や造墓について身分ごとに規定し、集合墓を造ることを定めています。700年、奈良の元興寺の僧侶・道昭が遺言により火葬されました。これが日本で最初の火葬とされています。703年、持統天皇が天皇として初めて火葬に付されました。
- 鎌倉時代以降
- 鎌倉後期から室町時代にかけて禅宗の僧侶により中国から位牌と戒名が伝えられました。お墓の形も、位牌型の板碑や角柱型の墓石が造られるようになりました。
- 江戸時代
- 江戸時代の始めに檀家制度が確立され、全ての人々が寺の檀家として所属させられました。こうして日本人の先祖供養や葬儀、お墓に関する年中行事が生活の中に定着していったのです。
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