四十九日の法要(七七日忌)
- ■「四十九日」とは
- 葬儀の後の最初の大きな法事が、「四十九日」の法要です。
特に「四十九日」が重要視されるのは、仏教では、死者はこの日、閻魔大王に最後の審判を受け、極楽往生できるか地獄へ落ちるかが決まるという考えるからです。死後49日間は、霊は家をただよっており、四十九日目に行き先が決まり、家を離れるとされているのです。 - ■四十九日の法要の手順
- □1.場所の決定
- 法要は通常、自宅か菩提寺で行います。
- □2.日程・費用などの決定
- 49日目が平日の場合は、日曜日か土曜日にずらします。
- □3.菩提寺への依頼
- 法要を営む場合は、まずお寺の都合の確認をします。予定した日にいくつも法事が予約されている場合もありますので、早めに連絡します。
この場合、施主は直接菩提寺にうかがい依頼したほうがよいでしょう。
菩提寺が遠方にある場合には、葬儀をお願いしたお寺に依頼します。 - □4.法要案内状の製作と郵送
- 法要の日時と場所が決定したら、会期の一カ月前には案内状を発送します。封書では、案内状と出欠の返信用葉書を同封します。菩提寺などで行う場合は、地図を入れておきます。
- □5.式場の手配
- 法要が済んだ後の会食の席の式場を探します。
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- □6.宴席の手配・準備
- □7.引出物の手配・準備(法事当日・自宅の場合)
- 参列者へのお礼の引き出物を準備します。水引きは一般的に黒白か銀色のものを用い、表書きは「粗供養」または「志」と書きます。
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- □8.僧侶への挨拶と謝礼
- □9.法事
- 法要は葬儀と違い、進め方に明確な決まりはありません。
- 1.僧侶の読経
- 2.焼香
- 3.僧侶の法話
- 2.焼香
- 1.僧侶の読経
- □10.墓参り
- 僧侶の読経、焼香、僧侶の法話が終わったら、一同で墓参りをします。
墓参りでは、僧侶に読経してもらい、線香と花を供え、墓石に水を掛けます。浄土真宗以外の宗派では板塔婆を立てて供養します。 - □11.宴席
- 法要後、参列者をもてなす会席を設けます。
最上席には僧侶に座ってもらいます。施主は、僧侶をもてなす意味で僧侶の隣に座りますが、他の家族は末席に座ります。-
- 施主の挨拶
施主が挨拶します。内容は、法要に列席してもらったお礼、葬儀等でのお礼、遺族の現況、などを述べます。その後、故人をしのびながら会食します。- 宴席の終了
施主が閉式の挨拶をします。- 引出物の引渡し
- 施主の挨拶
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- □僧侶への謝礼
- お礼は、表書きを「御経料」または「御礼」とします。