1906年(明治38年)東京・神田生まれ。
芸名は小倉百人一首の僧正遍昭「天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ」から命名。
本名は鳥居栄子。妹は同じく劇団員の雲野かよ子。
1918年(大正7)東京出身のとしては初めて宝塚少女歌劇団(6期生)の劇団員となり、その年の9月『馬の王様』で初舞台。
翌1919年(大正8年)『鞍馬天狗(くらまてんぐ)』で主役を努める。
日本舞踊に優れた名手であり、6世尾上菊五郎を私淑し、『鏡獅子』『船弁慶』など格調を崩すことなく洋楽で演じ、宝塚の日舞の伝統をつくりあげ、「女六代目」の異名をとるほどだった。
1948年(昭和23年)9月女性として初の歌劇団理事に就任し、1958年(昭和33年)11月に紫綬褒章受章。1976年(昭和51年)には勲四等宝冠章を受章。
1980年(昭和55年)5月30日に在団のまま死去、享年75歳。
自伝として『清く正しく美しく』(1978)を出版している。
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