病院で危篤になったとき(当日)
[3]遺体の自宅(斎場)搬送
- ■霊安室へ故人を安置
- 故人を長い時間病室に寝かせておくわけにはいきません。「末期の水」「死化粧」がすむと、遺体はいったん霊安室へ運ばれます。 遺族は霊安室に仮設された小さな祭壇に花や水を供え、故人と血縁の深い順番に焼香します。
- ■病院の契約葬儀社
- 多くの病院にはその病院と契約している葬儀社があります。この葬儀社は、霊安室での遺体管理や仮祭壇の設営、遺体の病院から自宅(斎場)への搬送などの仕事を病院内でまかされています。
ただし、病院での遺体の管理と通夜・葬儀はまったく別のことですので、通夜・葬儀をこの葬儀社に頼む必要はありません。 - ■霊安室より
- 病院契約葬儀社が遺体を寝台車に搬入してくれます。
- ■病院関係者へのお礼と挨拶
- 葬儀社が遺体を寝台車に搬入する準備をしているあいだに、お世話になった医師や看護婦にお礼にうかがいます。
- ■医療費の支払い確認
- 病院への支払いは忘れずにその日に行いましょう。悲しくあわただしい中でも遺族の一人が残るか、だれか信頼の置ける人に頼んで、きちんと清算しておかなければいけません。
- ■寝台車で自宅(斎場)に搬送
- 葬儀社により寝台車または霊柩車で遺体を自宅(斎場)に搬送します。この搬送料は、後日この葬儀社から請求されます。
葬儀社が遺体を搬送する場合、小型貨物運送事業法によって、霊柩車か寝台車の使用が義務づけられており、白ナンバーの車の搬送は法律違反となります。搬送料金は、自治体ごとに決められており、その自治体内では一律となります。