- ■お墓の基本的な構成
1.墓石
2.花立て
3.水鉢
4.香立て
5.ろうそく立て
6.拝石(敷石)
7.墓誌
8.卒塔婆立て
9.外柵(境界石)
10.灯籠
11.手水鉢
(つくばい)
12.物置台
13.化粧砂利- ■お墓の付属石製品
- □墓石
- 竿石、上台石、下台石、芝石の4個の石で構成する場合と、芝石を省いて3個で一対にする場合とがあります。
付属品として花立て、水鉢、香立てがあります。水鉢は別建てにせずに上台石に直接彫り込むこともあります。 - □花立て・水鉢・香炉
- 花立て・水鉢・香炉は墓石の前に設置されます。花立ては水鉢を挟んで左右に一対設けます。
- □拝石・敷石
- お墓の入口と墓石を結ぶ通路になるのが敷石です。敷石は敷板石、縁石とも呼ばれます。墓石の手前には一回り大きい拝石を埋めます。
- □墓誌
- 合祀墓によく見られます。そのお墓に埋葬されている先祖の記録誌として建てられます。霊標、戒名板、法名碑などとも呼ばれます。片面のものと両面のものとがあります。一人一人の戒名、没年月日、享年、俗名などを刻みます。
一代墓でない限り、石碑(仏石)に戒名法名を連記することは避けるべきです。 - □塔婆立て
- 墓石の後ろにある、卒塔婆を立てる台です。
- □灯籠
- 墓所全体に対しての献灯。
- □供物台
- 自然石やテーブル型などがあります。
- □名刺受け・供物台
- 名刺受けや供物台、灯籠、塔婆立てなどの付属品もありますが、全てを揃える必要はありません。お墓のスペースや予算に応じて考えましょう。
- □納骨棺
- 遺骨を納める納骨室のことです。唐櫃(カロウド、一般的にカロート)とも呼ばれます。
関東地方、九州地方は骨壷のまま納棺しますが、中部・関西・中国地区などでは焼骨を土に還す形を取ります。このため関東地区等の納骨棺は一定規模の容積が必要となります。骨壷が大きな地域では地上式の納骨棺が普及しています。 - □境界石・外柵
- 隣接するお墓との境界をはっきりさせるのが境界石と外柵です。境界石は巻石、境石などとも呼ばれ、流水などを防ぐ役目もします。一般的には簡単な延べ石を敷きます。他には、入口を設けたもの、高さ数十cmの舞台式、階段式などがあります。門柱や玉垣と呼ばれる外柵をつけた豪華なものもあります。
- □外柵(境界石)
- 巻石、境石などとも呼ばれます。隣接するお墓との境界をはっきりさせるとともに、流水などを防ぐ役目もします。
- 通し階段型
- 地付葛、基壇式
- 前面階段型
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- □その他の外柵延の化粧仕様
- 擬宝珠(ぎぼし)
- 宝珠(ほうしゅ、ほうじゅ)は、宝の珠の意味です。宝樹が左右から火炎が燃え上がっている様をかたどった姿を擬したもの。
- 州浜(すはま)
- 三つの輪型。州が大きくなり、海岸線の曲線を模した形。