カトリック
[1] 臨終
- ■終油の秘跡(しゅうゆのひせき)
- 信者の容体が悪くなったら神父に来てもらい、死を間近に迎えた信者が安らかに天国へ召されるために行われる儀式、終油の秘跡を行います。
- 枕飾りを用意します。小机に白布をかけ、その上に十字架、聖水、ろうそく、聖油などを用意します。
- 神父が危篤者の告解を聞き、回心の祈り、聖書朗読、神父、家族が祈りを唱えます。
- 神父が病人の額に聖油を塗り、聖体(キリストの血と肉を意味するワインとパン)を与えます。
- ■枕勤めの儀
- 医師により死が宣告されと、「枕勤めの儀」に入ります。
これは、故人の安息を祈り聖書を朗読し聖歌を斉唱し、さらに聖水を遺体に振りかける儀式です。聖水とは司祭の祈祷によって清めた聖なる水のことで、遺体に振りかけることを撒水(さんすい)といいます。。 - ■納棺式
- 神父に来てもらい、遺族や近親者は遺体の前で、聖書を朗読し賛美歌を合唱します。神父が納棺の言葉を捧げ、遺族・近親者の手で棺の中に遺体を納めます。遺体の両手は胸の上で組み合わせ、故人が生前愛用していた十字架を持たせます。
棺の中は生花で飾り、棺にふたをして十字架の付いた黒布をかけます。