[2] 社葬の準備
- ■社葬の準備の流れ
- 社葬の準備の大まかな流れは以下のとおりです。
- 遺族との打合せ
- 葬儀形態の決定
- 葬儀社の決定
- 葬儀の日程と会場選び
- 式次第と席次の決定
- 死亡通知状の作成発送・死亡広告の掲載
- 弔辞の依頼
- ■遺族との打合せ
- 社葬実行委員会が最初に行うことは、遺族との打合せです。
- 打合せ内容
- 喪主の決定
- 故人の宗旨、菩提寺などの確認
- 葬儀形態の希望の確認
- 葬儀の日程と会場の確認
- 葬儀社の決定または確認
- 故人の宗旨、菩提寺などの確認
- ■葬儀形態の決定
- 葬儀の形態は、通常、故人が生前信仰した宗旨宗派で行います。
密葬は故人・喪家の宗旨宗派で行い、社葬は無宗教の葬儀とするケースもあります。 - ■葬儀社の決定
- 葬儀を滞りなく進行するためには、社葬を行った経験がある信頼できる葬儀社の選定が必要です。 また、数多くの打合せが必要となりますので、なるべく近隣にある葬儀社を選んだ方が何かと便利です。
- ■葬儀の日程と会場の決定
- 社葬を行うためには、ある程度の規模の会場が必要です。
葬儀の規模、会場の場所、会場の設備、駐車場の駐車台数などを考慮して候補になる会場をピックアップします。
葬儀社に相談すれば会場の情報を調べてくれます。
通常は、 そういった会場ではスケジュールが詰まっている場合もありますので、会場の予約状況を葬儀社に確認してもらいます。
社葬は、遺族による密葬の後、2週間から1カ月後に行う場合が多いようです。 会社、葬儀委員長、喪家、僧侶などのスケジュールを確認し、会場の予約状況と合わせて、社葬日を決定します。
また土・日・祝祭日、友引の日、年末年始は避けます。 - ■社内での告知徹底
- 社葬の日時、会場、形態などが決定したら、社内への告知を徹底します。 社外、お取り引き先等から問い合せがあった場合、社員全てが正確に対応できるようにしなければいけません。
- ■社葬の式次第の決定
- 社葬の式次第は、葬儀社等と相談して早めに決定します。
この式次第に基づいて、各係の分担・調達品を決定します。 - ■葬儀・告別式の席次
- 社葬の席次の大まかな構成は、基本的に一般的な葬儀と同様です。
- ■死亡通知・死亡広告
- 社外への通知は、社葬の通知状を発送します。故人および会社と関係のある企業・団体・個人へ送ります。 遺族と相談し遺漏のないようにします。社葬を行う故人が公的な意味の大きな人である場合、死亡広告を新聞に掲載する場合があります。 死亡広告は、広告代理店や葬儀社に依頼するか、直接新聞社の広告部へ申し込みます。
- ■弔辞依頼と指名焼香
- 社葬で弔辞を読んでいただく人には、早めに依頼して了承を得ます。
人数は一般的に3〜4人ですが、葬儀の時間によって増減します。
時間は一人3、4分程度が良いでしょう。
葬儀時間の関係で、参列者全員が焼香できないであろうと予測される場合、焼香する人を前もって決めておきます。
その他の参列者には告別式で焼香してもらいます。