[3] 法律的な諸手続
- ■生命保険の手続き
- 生命保険には、保険会社の生命保険、郵便局の簡易保険、勤務先で保険会社の生命保険では、受け取り申請は死亡後2カ月以内に行い、3年以内に手続きを行わなければいけません。書類に不備がなければ、5日以内に指定の銀行口座に保険金が振り込まれます。
死亡による保険金の請求 申請先 保険金 必要書類 申請期限 生命保険会社 死亡保険金 死亡保険金請求書請求
死亡診断書
死亡者の戸籍謄本
受取人の戸籍謄本・印鑑証明書
保険証書3年以内 - ■公的年金の手続き
- 故人が厚生年金に加入していたら、遺族に遺族厚生年金が支給されます。支給対象は18歳未満の子のある妻または18歳未満の子のない妻、55歳以上の夫などで、配偶者のいない場合は父母・祖父母あるいは18歳未満の孫となっています。
年金は申請しないと給付されません。申請期限は死亡後5年以内、死亡一時金申請は2年以内です。これを過ぎると受給されませんので気をつけましょう。 - ■確定申告
- 故人の確定申告は、「準確定申告」と言い、法定相続人が所轄の税務署に出向いて行います。申告する所得は、死亡した年の1月1日から死亡日までです。この申告は死亡後4カ月以内に行わなければ行けません。
- ■自家用車・電話・住居などの名義変更
- □公共料金
- 電気、ガス、水道の公共料金は名義変更が必要です。近くの営業所で行います。
- □電話
- 電話の名義変更は、近くのNTTで、電話加入権承継届けを提出します。この場合、除籍謄本、相続人の戸籍謄本、住民票が必要です。
- □不動産
- 地方法務局で、相続による所有権移転登記を行います。
- □自動車
- 自動車の名義変更は、陸運事務所で自動車検査証、戸籍謄本、相続同意書、住民票、印鑑証明を持って、死亡後15日以内に行います。移転登記申請書と自動車検査証記入申請書に必要事項を記入して、陸運事務所に提出します。
- □株券・債券
- 取引先の証券会社で名義書き換え請求書をもらい申請します。