お墓を買うときの注意事項
- 墓地を「購入する」場合、各墓地固有の使用規則などが定められています。事前によく調べておかないと墓石の施工の段階で、不都合が起きる場合があります。
- ■使用者資格
- 墓地の種類により、その墓地を使用するための資格が必要な場合があります。
例えば、公営墓地の申し込み資格は、申込者の現住所がその自治体にあることという規則がある自治体もあります。
また寺院墓地では、通常はそのお寺の檀家に限られ、新しくその墓地を購入する場合、宗旨宗派が限られ、そのお寺の檀家にならなければいけない場合があります。
これに対して、民営墓地では、宗旨宗派や国籍などについての制限がない場合が多いようです。 - ■使用規定
- 各墓地や霊園には各々の使用規定があります。これを遵守しない場合、使用を認められなかったり、返還を求められる場合があります。
- 使用規定の一例
- 多くの墓地では使用者の親族以外の遺骨を埋葬できないことになっています。
- 民営霊園では墓石の購入や施工の場合、石材店を指定される場合があります。
- 墓石の大きさや高さ、あるいは形が制限されている事があります。
- 隣の区画との境界を明確にするために、境界石の施工を義務づけられることがあります。
- 墓地の使用権を他人に譲渡することはほとんどの墓地・霊園では認められていません。
- 使用規定の一例
- ■墓地の区画
- 墓地の一区画の広さは一般的に平方メートルで表されます。墓地によっては、「聖地」という単位を使うこともあります。ただし、「聖地」に関しては基準の広さはありません。各墓地によってまちまちです。
- ■墓地の維持費
- 墓地を買った場合、支払うのは墓地使用料です。これとは別に毎年年間管理料が必要となります。